吉見のいちご畑 横田農園 は、現在準備中です。

2016/02/20 23:39

今日は農家を悩ます問題、”野菜の販売手数料”についてお話しします。

野菜を生産農家から出荷してもらってその販売をする場合、販売手数料をもらいます。
通常販売価格の20%~30%くらいでしょうか。

野菜の場合、一人のお客様が購入される金額はだいたい500円くらい。
このように野菜は客単価がすごく安いので、販売手数料も金額にするとほんのわずか(100円程度)です。

でも実際に販売にかかるお金は・・・人件費が60分で1200円とすると、説明やお会計に費やす時間が5分としても100円。さらに、生産農家に野菜を取りに行く手間(配達料)も考えると、販売手数料だけではほとんどまかないきれません。

これがもし野菜でなくて、たとえば単価の高い家電や貴金属、車、さらには不動産などであれば、販売手数用もかなりの金額になるので、販売にかかる人件費も十分にペイできます。

野菜はとにかく客単価が安いので、販売にかかる人件費のウエイトが高すぎるのです。
これをなんとかしないと野菜を販売しても利益が獲得できません。

野菜で農家が儲けるためにはこの問題をなんとかしないといけないのですが、なかなか解決策の見つからない難しい問題です。

野菜の価格が安すぎるのが根本的な原因なのです(/_;)