吉見のいちご畑 横田農園 は、現在準備中です。
2015/10/26 03:47
野菜やお米の宅配についてインターネットで調べていてよく目にする「有機栽培」とか「無農薬」、「自然栽培」などの言葉ですが、じゃあいったいこれらは何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか?
これらの言葉、似ているようで実は意味が違うんです。それぞれの言葉を説明すると・・・
「有機栽培」・・・国の基準に「有機JAS」という基準があって、それをクリアしたもの。有機JASマークがついている。国に登録された第3者機関に認定された者だけが使える言葉。
(有機JASの基準:農薬(一部使用可能なものもあり)や化学肥料を使わずに栽培。堆肥などは使ってOK。栽培する畑は植え付けの2年以上前から農薬や化学肥料を使っていない畑でないといけない。周りからの農薬の飛散も防ぐ必要がある。)
・・・有機JASマーク
「無農薬」・・・明確な言葉の定義がないので、人によってその意味は異なります。有機栽培のように栽培前からずっと農薬が使われていない畑で、全く農薬を使わずに周りからの飛散もない状態で作ったものかもしれませんし、あるいは苗を植え付けた段階から収穫までの間だけは農薬を使っていない、周りからの飛散は特に気にしていない、という意味かもしれません。有機栽培と紛らわしいので、本当は使うのはよくない言葉のようです。厳格な取り締まりの基準はないようですが。
「自然栽培」・・・これも明確な言葉の定義はないので、人によってその意味は異なります。国による認定や審査などもありません。ただ、「無農薬」とは違って、この言葉はきちんと定義が公表されていて、使った実績がある言葉であれば使用しても大丈夫です。なので、その言葉の意味を知るには栽培者のHPなどで確認する必要があります。いろんな人の定義を見ていると、だいたい「肥料も堆肥も農薬も何にも使わずに栽培した」ものをいうようですね。
どうでしょうか。似ているようで実は違いますよね。販売する側としてもこういう定義は常日頃からきちっと頭に入れておかないとなと思う今日この頃です。
(参考:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html)